お散歩

 今月から新型コロナは、インフルエンザと同等の5類となりました。完全に無くなったわけではないので、
まだまだ用心が必要ですが、少しずつ、いろいろな事が緩和されてきましたね。
 
 先日、春を通り超え、すっかり初夏の陽気の日、久しぶりに外出レクで中村公園まで散歩しました。散歩と言っても、いっぽから中村公園までの距離を歩行できる人はおらず、みんな車いすでの移動となりました。道中、きれいに手入れされたお庭の花を見て、「きれいだね~!」と感嘆の声を上げたり、猫がひなたぼっこしているのを見つけ、急に「ニャ~オ~!」と猫の声を真似てみたり、皆さんも久しぶりの外出に気分アゲアゲ ⤴ でした。

 中村公園では池にこいのぼりが掛かっており、風に泳いでいました。その前で一人ずつ記念撮影。最初は表情が硬かったですが、次第ににっこり、ピースも出ました。歌が大好きなAさん(90歳)が「屋根よりた~か~い鯉の~ぼ~り♪」と歌い出せば、他の人も一緒に口ずさむ。池で亀を見つけると「お~い、亀さ~ん!」と呼びかける。するとビックリ、亀がすいすい泳いで私たちの居る方に泳いできました。呼ぶと来るんですね~。亀が来たこともびっくりでしたが、普段の様子とは全然違う皆さんの行動、表情にびっくり!「やっぱり外はいいな~」としみじみ思うのでした。


 コロナ禍で外出を控えていたこともありますが、近年は暑さ寒さが厳しく、室内で過ごす事が多かったですが、いつもと違った一面を見られる外出レクは、職員としても楽しいひと時です。公園でおやつを食べ、花や鳥、亀や猫に刺激を受け、帰ってきました。気候が良いうちに、外出の機会を増やせたら良いなと思う一日でした。

総会のお知らせ

 新型コロナが5類に移行したことを受け、
久々に皆様にお集まりいただき、総会を開催いたします。
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日時:令和5年 5月 28日(日)
     11:00~12:00

  場所:宅老所はじめのいっぽ内

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正会員の方には事前に資料をお届けします。欠席の方は委任状の
提出をお願い致します。
総会の後には交流会も予定しております。正会員でない方でもご参加いただけますので、
ふるってご参加ください。

3月のいっぽ

寒かった先月から一転してすっかり春の陽気。しかし寒暖差は身体に堪えますね。
この陽気で秋に植えたチューリップの球根も急に成長し出し、パンジーやストックも
花を咲かせました。


花に負けない笑顔!

しかし、春は眠い。「春眠暁を覚えず」と言うように眠気と戦う人も多いですね。
レクでは眠気を吹き飛ばすように、スリルあるゲームも取り入れています。

おなじみの「黒ひげ危機一髪!」首を飛ばさないように真剣にさす場所を選びます。

こちらはオリジナルの牛乳パック積み。少しの力で崩れてしまうので手が震えて…
慎重に積み上げました。

本格的な春が来たら、公園にお散歩行きたいと思います。

2月のいっぽ

2月に入って少し日差しにぬくもりを感じられる日も出てきましたが
寒さはまだまだ続きそうです。

いっぽの2月と言えば節分。今年も元気に豆まきして、鬼と記念撮影!

節分が終わると今度はひな祭り。今年も七段飾りを出しました。

箱から出して、優しく包み紙を取り、一年ぶりにご対面。
「わ~きれいね。」「立派だね~」「右大臣が酔っぱらってる。顔が赤いわ」など言いながらなごやかに飾りつけしました。

このお雛様、元利用者さんのご家族から寄付されたものです。まだ介護保険が始まる前、利用者さんのお宅でのひな祭りにお呼ばれし、広いお座敷に飾られたお雛様の前で、ご馳走を頂いた事を今でも思い出します。
今年もみんなで楽しませて頂いています。H様、ありがとうございました。

1月といえば…

お正月の遊びと言えば・・・まりつき、はねつき、駒廻し、かるた取り、双六などなど
昭和生まれの利用者さんに聞けば、こう出てきます。そこで、はじめのいっぽでも
新春、かるた取りを行いました!

 年齢差、力加減がそれぞれに違うので、見つけたらそこにお手玉を投げて命中したら取る、
というルールにしました。皆さん負けず嫌いに火がつき、目がギラギラしてきましたよ。

この日は最年長のTさん(90歳)が一番たくさん札を取りました。おめでとう!

このかるた、十数年前にボランティアで来てくれた中学生さんたちの手作りです。
昔懐かしい遊びは、皆さんの心を童心に帰らせてくれます。当時の中学生さんたちも大人になったんだろうな~
いっぽでは今でも楽しんでますよ。

今年もよろしくお願いします。

年が明けて早20日。今さらですが、明けましておめでとうございます。
昨年末、皆で年賀状作成、頑張りました!

出来上がったのがこちら

うさぎのように元気よく飛び跳ねていきたいものですね~

※新規利用者歓迎! 現在月~土 空きがあります。新規ご利用、見学、お試し利用承ります。

今年も残りわずか

 12月に入り、ようやく冬らしく寒くなってきました。今年も残りわずかです。

《はじめのいっぽ介護ばなし》 ~日常と非日常~ 家族通信より
 
 テレビの医療ドラマはかっこいい。キリッとした外科医がメスを片手に手術を行い、死に面した患者を救うのは、正にヒーローだ。一方、介護現場をメインにしたドラマってあるのだろうか?なくはない。過去にも主人公が介護士だという設定のドラマは何度か見たことある。しかし、この二つには決定的な違いがあると思う。
 医療ドラマは何らかの事件(問題)が起きる。怪我をした急患が運び込まれたり、不治の病に冒された患者がいたり。それを治療(解決)するのがかっこいいのだが、介護の現場に置き換えると、そんなに頻繁に問題が起きたら困ってしまう。介護現場での問題と言える、例えば、転倒や誤嚥(食べ物が間違って気管に入ること)が毎回毎回起きていたら、それこそ利用者は入院してしまう。介護の現場では問題のない、“変わりのない昨日、今日、明日”がいいのだ。
  いっぽの日常は調理手伝いや洗濯物たたみをして、風呂に入って、食事をして、体操やレクリエーションに参加して、おやつを食べて帰るというものだ。何の変哲もない毎日だけれども、私たち職員はそんな日常こそ大切だと思っている。特別でない日常こそが、その人が生活の主人公でいられると考えているからだ。でも、たまには非日常も大切だ。
コロナになる前、近くの小学校の運動会を見に行った時の事。目の前で小さな子供たちが頑張っている姿を見れば、皆さんの目尻も下がりっぱなしである。子供達の声援、運動会には欠かせないリズミカルな音楽、ピストルの音、利用者の皆さんは運動会という非日常を思い切り楽しんでいる様だった。運動会に行っていつもと違う空気を吸う事は利用者にとってとても刺激になる。また、普段見られないような笑顔を見せてくれることもあり、それは職員には何よりも嬉しかったりする。

 日常と非日常が繰り返されるのは若い頃も年を取っても同じだ。ただ、その日常にいかに価値を見出すかはその人次第と言うところだろうか。私たちは、そんな“価値のある、その人らしく過ごす日常生活”を手伝う仕事をしている。ドラマのような華やかさはないけれど、それでいいし、それがいい。

 
変わらない日常生活を継続して支える、そんないっぽの日常が来年も続きますように。

※12月の空き状況   月~土 各曜日余裕があります。見学・お試し利用承ります。

おひさま

こんにちは。肌寒い日も増えてきて、いよいよ冬到来!
おひさまが恋しくなる季節。
今年は光熱費の高騰が言われています。灯油の高い事!
節約しつつ、暖を取るには・・・そう!太陽光!いっぽのデイルームは南向きで、冬はとても陽当たりが良いのです。
食後はつい、うとうとしてしまいます。
しかし、女性にとって太陽光に当たる事はお肌の大敵。太陽光は相当な嫌われ者ですが、適度な日光浴は健康に良いと言われています。
太陽光線は赤外線や紫外線が含まれており、体の内部まで温めて体温を上げてくれます。
また、ビタミンDを体内で生成します。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けて骨密度を上げてくれる『高齢者の味方』です。
最近の研究では脳の認知機能を維持する働きがあり、認知症の予防に効果があるとか!
長時間の日光浴は身体に負担となるので、概ね一日15~30分で良いそうです。
『敵』でもあり『味方』でもある太陽光を、ちょうどいい塩梅で摂取したいものですね。
おまけにエコで節約にもなる。今年の冬は、人にも地球にもお財布にも優しい
「おひさま」を有効活用していきたいと思います。

11月の空き状況   月~土 各曜日余裕があります。見学・お試し利用承ります。

いっぽの食卓

~10月の家族通信「はじめのいっぽ介護ばなし」より~

 いっぽの食事は二人のボランティアさんが日替わりで作ってくれています。味付けはお二人にお任せ。それぞれのご家庭の味です。
12時近くなると、と~ってもいい匂いが室内中に広がり、食事への期待が膨らみます。
献立は職員が利用者さん1人1人の顔を思い浮かべ、「あの人はこれだと良く食べてくれてたな」とか
「○さんはうどんが好きだから、〇さんが来る日にうどんにしよう」などアレコレ考えて決めています。

秋の味覚たっぷり!左 さつまいもご飯  右 五目炊き込みご飯

たまごロールサンド!   かぼちゃシチューとロールサンド

そして、利用者さんの午前中のお仕事にもつなげたいので、お仕事になるような食材を考えてメニューを考えます。
以前利用していたAさん(当時84歳)は元給食の調理員の為、調理下ごしらえはお手の物。どんな仕事も手早くて、
他の人のお仕事も「何モタモタやってんのよ!貸して!」と取上げてしまうので、Aさんが長く一人で黙々と作業してもらえるよう、
もやしの根取りをしてもらっていました。Aさんはほとんど毎日利用していたのでいっぽの昼食には必ずもやしが!
(しかしAさんが施設へ入所してからは、もやしの登場回数がめっきり減りました)
 男性利用者Bさん(95歳)は玉ねぎの皮むきを仕事として認識し、「こんな事やらせやがって」と言うものの、
何も言わなくても席に着くとすぐ、玉ねぎの皮をむいてくれました。
むいた玉ねぎを台所に届けるとボラさんが「わ~きれいにむいてありますね。お上手ですね」と褒めてくれるので、
嬉しくてデレデレの表情になりました。なのでBさんが来る日の献立は必ず玉ねぎが入っていなければなりません。
 正直、「この料理に玉ねぎ入れるの??」というおかしな献立でもボラさんたちは受け入れてくれ、それをとてもおいしく完成させて下さいます。
そして利用者さんが食べやすいように、お肉は片栗粉を付けて食感良く、食べ易くしてくれたり、軟らか~く炊いてくれたりと
それぞれに工夫して下さっています。

この日は焼きそば。

完食!

 ボラさんは利用者さんと一緒に食事をし、「今日のはちょっと硬かったかしら?」「ペロリと食べてくれたわね」と状態を確認し、
次につなげてくれています。お二人とも、とても長く続けて頂いているため、調理するだけでなく、利用者さんを深く理解してくれています。
心がこもった温かい家庭料理は、利用者さんと職員の支えとなっています。

9月のいっぽ

まだまだ暑い日が続いていますが、台風が過ぎ去り、秋の空気を運んできました。ホッと一息ですね。
いっぽのお庭もお花を植えてカラフルにします!

何の花が咲くかはお楽しみ。

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